神奈川大学ノート

もっと、神奈川大学のことを知ってもらいたい。 たくさんの「人」が行き交い、新たな可能性が生まれる場に。

学問への誘い

『学問への誘い』は神奈川大学に入学された新入生に向けて、大学と学問の魅力を伝えるために毎年発行しています。 この連載では最新の『学問への誘い 2020』からご紹介していきます。

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妖怪が語る近世 ―「ヘマムシヨ入道」を読む―|関口博巨

関口博巨 日本近世史  子どものころの日曜日の夕方、私は水木しげる原作のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を欠かさずに観ていた。「ゲッゲッゲゲゲのゲー、朝は寝床でグーグーグー、楽しいな楽しいな、お化けにゃ学校も試験もなんにもない……」というオープニングの歌をききながら、本気でお化けや妖怪を羨ましく思っていた。その名曲は、日曜の終わりと憂鬱な一週間の始まりを知らせる合図のようでもあった。鬼太郎は大好きだけど、この歌をきくと勉強嫌いの私の気分は落ち込んだ。  『ゲゲゲの鬼太郎』は妖怪ブ

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自分を磨くために|奥山 茂

奥山 茂 経済学部教授・会計学  学生時代に3年次のゼミナールでは「批判とは何か」というような課題を与えられ、図書館にこもって四苦八苦した経験があります。その際に、最も初歩的な批判としては誤字・脱字の指摘、文章の不備の指摘があることも知りました。大学院のゼミナールでは後輩の学部生にそのような批判をしつつも、自らも徹底的な批判を受ける立場にあったことと、その際に、「間違い・不備に気付かなければその当事者と同レベルかそれ以下だ」と指導教授から指摘されたことが懐かしく思い出されま

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言の葉ノートを開く時~言葉の記憶|原 良枝

原 良枝 国際日本学部特任教授・比較文化・比較基層文化論  あなたの好きな言葉は? 心が動いた言葉はありますか。  例えば「意志あるところ道は開ける。」よく聞く言葉だとは思いますが、私にとっては特別で大切な言葉です。大学三年生の秋、将来の進路を決めかねて安易な方向へ進もうとしていた時に友人がかけてくれた言葉だからです。不思議なもので、この言葉を口にすると私はたちまち大学生へ逆戻りし気持ちまで若返ります。まるで、タイムマシンのような作用を引き起こすマジックワードです。  私

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新入生のあなたへ|知花愛実

知花愛実 経営学部助教・先住民研究  新入生のみなさん、自由な世界へようこそ! 晴れて大学生になった今、どんな人と出会い、何を学び、どんな経験をしてみたいですか。みなさんの中には親元を離れ上京し、慣れない地で不安と期待を胸いっぱいにこの春を迎えている人もいることでしょう。自由を手に入れたのも束の間、自由には自制心と責任、タイムマネジメントが重要であることに気づきはじめた頃かもしれません。これらは習得するまでに多少時間かかりますが、一度マスターできれば、大学生活もその後の人生

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『KU100人論文』

『KU100人論文』を7/26~8/1までnote上で開催しました。 発表者47名、閲覧・コメント登録者71名(発表者除く)のご参加をいただきました。 今回の発表をマガジン内の記事で継続掲載します。神奈川大学の研究内容の一端をご覧いただけると嬉しいです。 なお、協業をご検討の方などは、神奈川大学研究支援部産官学連携推進課までお問い合わせをお願いいたします。

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001 複雑で不確実なこの世の中で一番 ”いい” 電気エネルギー供給システムってどんなのだろう?

【 私の研究はこんな感じ】   電気をみなさんにおくるため、地球上でもっとも大きな人工システムである電力システムがこれまで長い年月をかけて作られてきました。社会の要請に応じて新しい技術要素を取り込みながら、今もなお姿形を変えています。私の研究では、これからの電力システムはどのような技術を選択するべきか、新しいエネルギー技術をどのように取り扱えばいいかを明らかにするために数理最適化や確率モデルを使ったシミュレーションを行っています。現在力を入れて取り組んでいるのは、エネルギ

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002 Japanese Leadership in the Case of the Fukushima Nuclear Accident

【私の研究はこんな感じ】  技術と経済の相互関連 【こんなコラボをしたい】  放射能の人体への影響に関する専門家との交流 【私はこんなことができます・こんな協力ができます】  技術と経済・経営にかかわる戦略の問題。経営組織、意思決定論に関する諸問題の分析と意見発表 【問い合わせ】  神奈川大学研究支援部産官学連携推進課

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003 ロボカップを通じたコラボレーション

【私の関心ごと】  人間の行動のモデルや集団行動の理解をテーマに、ロボット工学や人工知能の研究を基に、自律移動ロボットを開発して、サッカーやレスキューといった題材でチーム間で競う「ロボカップ」というロボットの大会を紹介しています。ロボカップについては、大会公式サイトをご参照下さい。 【研究の困りごと・こんなコラボをしたい】  昨年授業を受講した学生から、ロボカップに関心があり、機会があれば大会にも出場したいとの意見を頂きました。そこで学内でロボカップに関心のある方,また

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004 お金をあげても損をしていないし、お金をもらっても儲かっていない?:贈与と個人所得課税の不思議な関係

【私の研究はこんな感じ】  商品を買ったときとお金をあげたとき、あなたはどちらの方が「損をした」と感じるだろうか。働いて給料を得たときとお金をタダでもらったとき、あなたはどちらの方が「儲かった」と感じるだろうか。どちらの問いの答えもおそらく後者だろうと思うのだが、実際には、前者には所得税(個人が損をしたり儲かったりした場合に関係する税)が関わる一方、後者には所得税が関わらない場合がしばしば生じる。私は、これらの点につき、贈与と所得課税に関する基礎理論を踏まえて考えている。

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17音の青春

神奈川大学創立70周年を記念して、1998年に創設された「神奈川大学全国高校生俳句大賞」。今年で22歳になりました。 過去から今までの入選作品のなかから、いろんな作品をご紹介しています。その時代の高校生ならではの、瑞々しい句の景をお楽しみください。

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17音の青春 #12 トラックに白線を引いて、私の夏が走り出す。|神奈川大学全国高校生俳句大賞 2018年入選作品から

神奈川大学創立70周年を記念して、1998年に創設された「神奈川大学全国高校生俳句大賞」。今年で22歳になりました。 過去から今までの入選作品のなかから、いろんな作品をご紹介しています。その時代の高校生ならではの、瑞々しい句の景をお楽しみください。 熊本・熊本信愛⼥学院⾼等学校N さん ⼆、三句⽬に注⽬。 「少⼥等」と⾃⼰も客観化したのが⼿柄です。 ⼀過性の「夏の⾬」が噂話を陽性に明るくしています。 「⼀村」というマッスでの捉え⽅が背後の夏雲の構図を決めました。

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17音の青春 #08 赤ちゃんっておもしろい|神奈川大学全国高校生俳句大賞 2017年入選作品から

神奈川大学創立70周年を記念して、1998年に創設された「神奈川大学全国高校生俳句大賞」。今年で22歳になりました。 過去から今までの入選作品のなかから、いろんな作品をご紹介しています。その時代の高校生ならではの、瑞々しい句の景をお楽しみください。 東京・開成⾼等学校I さん ⼀句⽬はオノマトペの使い⽅が巧み。⼀読順序が逆さかと思ったが、そういうことではないのでしょう。 ⼆句⽬、三句⽬とともに⼦供とそれをとりまく多幸感のある世界を上⼿に描き出していると思います。 あ

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17音の青春 #09 進路、朝礼…。大きな夏の中の私たちの日々|2018年入選作品から

神奈川大学創立70周年を記念して、1998年に創設された「神奈川大学全国高校生俳句大賞」。今年で22歳になりました。 過去から今までの入選作品のなかから、いろんな作品をご紹介しています。その時代の高校生ならではの、瑞々しい句の景をお楽しみください。 愛知・幸⽥⾼等学校S さん 気性のさっぱりした作者です。 ⼀句⽬が素晴らしい。「炭酸」飲料は⾃転⾞の⽚⼿運転で飲まれています。雲の峰まで若さに揺れて。 「朝礼をさぼる男⼦や」は、その勇気が羨ましい。退屈な朝礼より緑滴る夏

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17音の青春 #10 誰にも言えない気持ちを、夏が受け止めてくれる。|神奈川大学全国高校生俳句大賞 2018年入選作品から

神奈川大学創立70周年を記念して、1998年に創設された「神奈川大学全国高校生俳句大賞」。今年で22歳になりました。 過去から今までの入選作品のなかから、いろんな作品をご紹介しています。その時代の高校生ならではの、瑞々しい句の景をお楽しみください。 愛媛・今治⻄⾼等学校F さん 好感度の⾼い等⾝⼤の俳句が並びます。 ⼆、三句⽬に注⽬。「悪⼝を」がいきなり来てびっくりしますが、⻘岬の突端で「バッカヤロー」と叫んだのでしょう。 「放つ」に若さがあふれます。 「⼥⼦の輪を

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SCENE 神奈川大学の風景

動画で綴る、神奈川大学の風景。

  • 10本

父の一言が駅伝への夢をつなげてくれた

京都出身の工学部のボクは、大学の給費生制度によるサポートを受けています。そして陸上部に所属して箱根駅伝を目指しながら、高校時代には実現できなかった学業との両立に励んでいます。給費生同士の交流や独自の海外研修などにも参加し、大学生活の充実度は高校時代の数倍です。 箱根駅伝を目指し、神奈川大学へ進学 小学生の頃からずっと陸上を続けてきたボクにとって、箱根駅伝に出場することは、長年の夢でした。そこで大学進学にあたっては、箱根駅伝を狙える大学であること、そして学費が抑えられる大学で

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予約型奨学金というサポートが可能性を広げてくれた

「予約型奨学金というサポートがあるから、大学生活では自分の興味があることにチャレンジできる」。留学にも挑戦した経営学部の学生は、大学での学びと経験を生かして、卒業後は地元に貢献する仕事がしたいと語ります。 国際経営学を学びたいと、神奈川大学へ  英語が好き。国際的なことを学んでみたい。英語をツールとして使い、世界中の人とコミュニケーションを取れるようになりたい。いつか仕事でも英語を使う機会があれば。そんな思いをかなえたくて、国際系の学問分野のある大学を探しました。  でも

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あなたならできる。その言葉に励まされた|「海外」とのつながり

学生たちには、一人ひとりに大切な「つながり」があり、物語があります。 さまざまな人々と出会い、それぞれの経験を積み重ね、自分らしく輝く学生の姿を追いかけます。 思い出すだけでも愛おしい、夢みたいな時間 いつかまた、イタリアに帰りたい。 留学先で過ごしたあの日々は夢みたいな時間で、思い出すだけで、愛おしい気持ちになる。今となってはイタリアは自分にとっての第二の故郷とも言える、大切な存在だ。 神奈川大学の派遣交換留学制度を利用して実現した、イタリアのベネチア カ・フォスカリ

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先輩になったのではなく、先輩にしてもらった|「仲間」とのつながり

学生たちには、一人ひとりに大切な「つながり」があり、物語があります。 さまざまな人々と出会い、それぞれの経験を積み重ね、自分らしく輝く学生の姿を追いかけます。 “運命”のようなものを感じて神大フェスタ(大学祭)実行委員会に入っていなかったら、大学生活がこんなに充実することはなかっただろう。 先輩とのつながり、同期とのつながり、後輩とのつながり、そして大学職員や地域の方々とのつながり。いろいろな人とのつながりがあるからこそ成長できたし、今の自分があるのだと強く思う。 中学

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試行錯誤な日々 ーコロナ禍の中でー

2020年、コロナ禍により大学構内への入構禁止措置がとられ、授業はオンラインで実施されることとなりました。新入生はいまだキャンパス内に足を踏み入れていません。この誰もが経験したことのない状況のなか、自分達にできることを少しずつ手探りで見つけるしかありません。そのTrial and errorの数々をまとめました。

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【神奈川大学水泳部】コロナ禍で女子日本一になるまでの裏舞台-優勝チームのマネージャーの軌跡-

神奈川大学水泳部は創部90年にして、インカレ(日本学生選手権水泳競技大会)で初めて女子総合優勝に輝いた。大学水泳界は、オリンピック選手を輩出するなど日本の水泳界を牽引する存在でもあり、非常にレベルが高い。コロナ禍の中、練習もままならない状況でなぜ神奈川大学が優勝できたのか。 そこには、一人ひとりの能力を引き出す工夫を凝らしチーム力を高めていくため奮闘した、あるマネージャーの姿があった。 張り詰めていた緊張感 私は日本学生選手権、最終種目800mフリーリレーが終わった瞬間、涙

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学生が大学図書館に入れない!無料宅配サービス実現までの舞台裏

神奈川大学図書館では、学生への修学支援の一環として、無料で図書を貸し出し・配送する「学生向け図書館利用サービス」を実施しています。サービス開始の経緯とそこにかける思いを図書館職員が語ります。 2020年4月7日、緊急事態宣言が発令されるとともに、学生の安全と安心を第一に、8月1日までの大学への入構禁止が決定された。 4月からの新学期に向けて準備をし、心待ちにしていたみんなに衝撃が走った。誰よりも学生が不安や心配を抱いたことと思う。 入構ができなくなれば、学内にある図書館

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「栄養学×人間工学」コロナ禍における異分野交流 ―地域の飲食店支援を目指して―

工学部経営工学科高野倉研究室のTさんから現在取り組み中のプロジェクトについての報告が届きました。最後にアンケートがありますので、ぜひご協力ください。 今年の6月中旬から私は、私の所属する神奈川大学工学部の高野倉研究室と、文教大学健康栄養学部の笠岡ゼミの3年生が中心となって行っている飲食店支援プロジェクトに参加している。 飲食店支援プロジェクトとは、茅ケ崎にあるレストランの協力のもと、コロナ禍においても顧客を集められるようなメニューを提案することによって、飲食店の経営を続けて

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人とつながる、ボランティアでつながる―友人と地域と仲間と

2020年7月18日(土)に、かながわを中心とするユース(大学生・高校生)による社会参画型交流イベントが「かながわユースフォーラム」がオンラインで開催された。このイベントは神奈川大学の社会教育課程を学んでいる学生が中心となって企画から運営までを行った。そこで今回は、かながわユースフォーラム学生副代表の渡邊さん(人間科学部3年)にイベントを企画した経緯から当日を迎えるまでの日々を振り返ってもらった。 かながわユースフォーラム2020は、『ユース(若者)が集まって、ボランティア

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