学問への誘い

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働き方改革から学ぶ、学生生活|大竹弘和

大竹弘和 人間科学部教授・スポーツ政策論 長時間労働による過労死や自殺、残業代の未払いなど、我々にごく身近な「仕事の問題」が大きく社会問題化されるようになってきた。電通女性社員の過労死は社会に大きな衝撃を与え、2019年4月から働き方関連法案が順次施行されている。残業時間の罰則付き上限規制や勤務間インターバル制度、同一労働同一賃金、高度プロフェッショナル制度など、政府の規制によって企業の義務(一部努力義務)が制度化され、日本人の「働き方」は大きく変わろうとしている。 しか

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文化比較を通じて「知る」に至る|中村隆文

中村隆文 国際日本学部教授・現代英米哲学思想 よく「自分が何者であるのかを見つけるのが大事だ」とか「自分を見つめなおす必要がある」という台詞を耳にするが、そのためには、自身の内面だけでなく、自分の外部にも目を向ける必要がある。 たとえば、「自分はまじめな学生だ!」と意識していても、友人たちの授業出席率が95%であるということを知ったのちに、70%程度の出席率でしかない自分と比較してみると、最初の自己認識が不十分なことを反省することにもなるだろう。 そう。「自分を知る」とい

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ヨーロッパの街角から考える事|久宗周二

久宗周二 工学部教授・社会行動工学 人は旅に憧れる。旅では、いろいろな新しい発見や体験ができる。そればかりか、日常から離れることによって、普段の自分の生活や考え方を見直す機会になる。 ましてや、海外に行くと普段当たり前と思っている習慣や、考え方を見直す機会になる。物事を測る時には、外から物差しを当てないとわからない。海外に行って、少しだけ日本を外から見るだけでも、そのような機会になると思う。学生時代はひと月単位でヨーロッパやアメリカを回った。その時のいろいろな体験や出会い

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